では、TMSのような症状を持ったクライアントには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか?
まずは、プラス・マイナス、陰陽の法則的観点が必要です。Aさんは、ただ、気質(肉体)的な歪みからきている痛みで、Bさんは、こころが要因となっての痛みであるというような、二元的な分類をするべきではないと考えます。
器質的な歪みのあるところにこころの影響が複合的に合わさって、今の痛みがある。どちらか一つではなく、どちらも考えていくことが必要です。

まずは、器質的な歪みを正しつつ、こころの部分も必要とあらば、振り返っていただきます。(ここは、とても気を付けなければならないところでして、クライアントの求めを空気で感じ、確認しながら、進めなければならないところです。時には、求めがなくても、切り出す必要のある方もおられるでしょう。)


私が学びました「健康塾真愈整体学院」の院長『岡田俊一』先生は、よく、整体師としての必要な資質を教える際に「技術は足し算、こころはかけ算」と、言われます。これは、施術する技術(たとえば、押圧の仕方など)は、努力して一歩一歩、一段ずつ上達していくものですが、施術者のこころが変わったときには、いままで5の影響力しかなかったのが、いきなり、10にも100にも化けると言うのです。

同じことが、受療者の方にも言えると思うのです。あれだけ、苦痛で、痛み続けていた体が、自分を振り返り、無意識のうちに抱いていた思い、メッセージに気がつくことによって、さっと楽になることがあるのです。差し詰め、「器質的歪みは足し算、こころはかけ算」とでも言いましょうか。


前頁の5で、書きましたように、ある有名な画家は、スランプに陥り、創作意欲をなくし、たたずむなかで、新たなその人の個性が成熟し、より内なるところから湧き出るエネルギーによって創作する、一回りも二回りもスケールの大きい芸術家になりました。しかし、そこには、いったんスランプという停滞があったのです。

私達は、病気や、失敗や、トラブルなどをやっかいな、決して自分には訪れてほしくないものと敬遠します。しかし、そういった憂いが、私達を成長させてくれるのではないでしょうか?より大きな存在へと、導くための内からのメッセージが「痛み」であることもあるのです。

私事で、申し訳ありませんが、私から大好きだった教師という仕事を取り上げた「鬱」という存在をずっとずっと憎んで、敵対心を抱いて、今まで来ました。しかし、最近になって、そこには自分にとって、学ばなければならない意味が用意されていたのです。
私の退職が決まった際に、お世話になった心療内科の主治医に、報告に行った際、「人間って、やっぱり実際に落ちてみないとなかなか分からないものってありますからね。」と言われ、そのときは「きついこと言いはるなあ」としか思えなかったのですが、今になってみると、その意味がやっと分かってきました。

我々日本人は、未だ、こころの不調は、その人の精神力が弱いからというような見方が強いように思います。私自身がそのような考えの持ち主でした。(よって自分で自分を責めていました。)
しかし、現在のその憂いには、自分にとって大切な飛躍のためのジャンプ台が備えられていると思って、前向きに体とこころに関っていきましょう。するとやがてこころのベクトルが、マイナスからプラスにきっと変わります。大丈夫。でもしんどかったら、一休みしてくださいね
 
失敗・スランプ・悲しみ・憂い・病気・痛みは成長へのスタートライン

整体とO脚矯正の「森愈庵」は大阪府 八尾市 山城町にある地域一番店を目指す整体院です。

「こころと整体」
6.技術は足し算・こころはかけ算
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こころは人体へ大きな影響を及ぼす
TMSのクライアントへのアプローチの方法

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「こころと整体」6.技術は足し算、こころはかけ算

  
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「こころと整体」目次
6.技術は足し算、
 こころはかけ算
5.意識と無意識
 (TMS理論)